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1次の出題構成と優先分野を把握 - ITpro

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土木分野でニーズが高い1級土木施工管理技士。その検定は出題分野が広範囲にわたる。第2次検定では技術者が不慣れな記述式の解答も課される。受検対策の指導経験が豊富なさくら都市企画設計の床並英亮代表に効率的な学習のコツを解説してもらう。(日経クロステック)

 1級土木施工管理技士の資格を取得するには第1次検定と第2次検定、2回の検定に合格しなければならない。2023年度は1次が7月2日に実施され、約1カ月後の8月9日に合格発表となる。1次検定に合格した受検者が、その1カ月半後の10月1日に2次検定に挑むという流れだ。

POINT 1
1次検定後に自己採点して、すぐに2次検定の対策を始める

 過年度に1次に合格した受検者は2次のみの受検となるが、現時点では1次と2次が同年度の受検者が多いだろう。1次の合格発表から2次までは先述のように1カ月半しかない。2次の対策期間を十分に確保した受検計画を立てることが、合格に向けての第1のポイントだ。

 そもそも、1次よりも2次の方が検定の難度が高い。直近10年間の合格率を見ると、年度で多少の多寡はあるが、1次が60%前後に対して、2次は35%前後。2次の受検者が1次の合格者であることを踏まえると、この数字以上に難度の差は大きいといえる(資料1)。

資料1■ 2次の合格率は1次よりも低い

資料1■ 2次の合格率は1次よりも低い

1級土木施工管理技士の合格率の推移(出所:国土交通省の資料を基にさくら都市企画設計が作成)

[画像のクリックで拡大表示]

 2次は、対策に充てられる期間が短いうえに難しい。限られた期間を効率的に使うには、1日でも早く2次の対策に取りかかれるようにすることが大切だ。そのためにも第1次検定後、すぐに自己採点し、合格発表を待たずに2次の対策を始めたい。

 例年、第1次検定の数日後に検定実施機関の全国建設研修センターが正答を公開する。検定当日、受検者は途中退席しなければ問題用紙を持ち帰れる。そこに自分の解答を控えておくと合格発表前に自己採点できる。

 1次の自己採点では、合否の感触をつかむだけでなく、分野ごとの正答率を把握することも大切だ。1次で正答率が芳しくない問題群や分野があれば、そこが自らの弱点だと分かる。2次の出題範囲と重なる場合には、2次の対策を進めるうえで力を入れるべき分野となる。

 とはいえ、まずは1次を突破しなければ2次には挑めない。次から、1次で注力すべき分野を解説する。

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