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侍ジャパン 野球日本代表、野手の構成は? 先発メンバー ... - Olympics

「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC (以下WBC)」が3月8日に開幕。日本代表・侍ジャパンは、9日に初戦を迎え、中国代表と対戦する。

登録30選手のうち投手と野手は15人ずつだが、投手登録の大谷翔平は、登板時以外指名打者(DH)としての起用が濃厚だ。栗山英樹監督は「守り勝つ野球」をテーマに掲げる。打線の破壊力はもちろん重要だが、守備力にも重きを置いていることが窺い知れる。日本のレギュラーメンバー、打順はどうなるだろうか。

▼捕手

捕手では3選手がメンバー入りしているが、Tokyo2020オリンピックでもマスクをかぶった甲斐拓也がレギュラー最有力。「甲斐キャノン」と称される強肩など、守備面で大きな武器となりそう。

大城卓三、中村悠平はピッチャーとの相性次第で起用も考えられる。2人が在籍している巨人、ヤクルトをはじめ、セントラル・リーグの投手とバッテリーを組むこともあるだろう。

▼内野手

昨シーズン、セントラル・リーグ三冠王の村上宗隆が、打線の中心となりそうだ。Tokyo2020では下位打線を打っていたが、WBCでは4番を任されるだろう。ポジションは本職のサードを守ることが確実だ。

ファーストは昨季30本塁打の岡本和真、同41本塁打の山川穂高と右の大砲がポジションを争う格好。山川がややリードしている印象もあるが、岡本も状態次第では先発出場も十分考えられる。両選手はベンチスタートでも、代打の切り札として魅力。岡本が出場する際はサード岡本、ファースト村上の起用も可能だ。

二遊間は予想が難しいが、セカンドが山田哲人、ショートが源田壮亮が基本的な布陣となりそう。セカンドは打力が魅力の牧秀悟が控えるが、オリンピックで見せた山田の勝負強いバッティングは捨てがたい。打力と走力を兼ね備え実績も豊富な山田が、WBCでもレギュラーとなりそうだ。

▼外野手

ライトのレギュラーとして考えられていた鈴木誠也が、脇腹の負傷により直前でWBC欠場となった。代役にはセンターが本職の牧原大成を招集。そのため、当初センターでの起用が有力視されていたラーズ・ヌートバーを本職のライトで起用することも考えられた。だが直前の強化試合ではヌートバーがセンター、近藤健介がライトで先発。本大会でもこの布陣が基本となりそうだ。

レフトには吉田正尚が入ることになりそう。本大会前最後の実戦となった7日のオリックス・バファローズとの強化試合では、4番を任され4打点の活躍。打線の軸として期待される。鈴木の欠場により右のスラッガーが必要な場合は、岡本のレフト起用も考えられる。岡本はサードが本職だが、ファーストやレフトでのプレー経験もありユーティリティ性も持つ。「巨人の4番」にも期待だ。

周東佑京は「足の切り札」。試合終盤に1点が欲しい場面に代走として起用されることが濃厚だ。

■打順

1番にはラーズ・ヌートバーが入ることが濃厚。打率はそこまで高くないが、俊足が武器で出塁率が高い選手だ。2番には大谷翔平を置き、攻撃的な上位打線と予想。山田哲人、村上宗隆、吉田正尚のクリーンアップに右の大砲・山川穂高、近藤健介が続く形だ。

近藤は先発出場時、中軸への繋ぎ役として2番に入ることも考えられる。その場合は大谷がクリーンアップに入り、ランナーを返す役割を求められるだろう。

▼予想オーダー

  1. ラーズ・ヌートバー(中)
  2. 大谷翔平(DH)
  3. 山田哲人(二)
  4. 村上宗隆(三)
  5. 吉田正尚(左)
  6. 山川穂高(一)
  7. 近藤健介(右)
  8. 源田壮亮(遊)
  9. 甲斐拓也(捕)

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