10月末のハロウィーンに合わせて、指定暴力団・山口組が神戸市灘区の総本部で子どもたちに菓子などを配る恒例行事について、神戸市教育委員会と兵庫県警暴力団対策課は23、24両日、灘区内の小中学校17校の保護者に対し、児童や生徒を組事務所に近づかせないよう指導を求める文書を配布した。指定暴力団・神戸山口組(本部・神戸市中央区)との抗争が激化したためで、文書による注意喚起は初めて。
神戸市内では今春以降、山口組と神戸山口組が絡む事件が相次いで発生。4月に神戸山口組傘下組織の組長が刃物で刺され重傷を負い、8月には山口組系の事務所前で組員が銃撃されて一時重体となり、10月には神戸山口組系事務所前で組員2人が射殺されている。
市教委と県警が配布した文書はA4判1枚。一連の抗争事件を挙げて「暴力団情勢は極めて危険な状況にあるが、本年も(菓子類の配布が)行われる可能性がある」と明記。事務所に近づくと抗争事件に巻き込まれる恐れがあると指摘し、「菓子類は犯罪で取得したお金が資金源である可能性もある。暴力団を容認することにつながる」と注意を呼び掛けた。
県警は今月11日、山口組総本部や神戸山口組本部など事務所計11カ所の使用を制限する仮命令を出した。山口組は総本部を行事で使えないが、会場を変えて菓子などを配ることも否定できず、県警は警戒を続けている。
2019-10-24 08:08:00Z
https://mainichi.jp/articles/20191024/k00/00m/040/165000c
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