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『シン・仮面ライダー』SHOCKER NIGHT開催 SHOCKER上級構成 ... - yamagata-np.jp

  “原点”をリスペクトしつつ生まれた、新たなオリジナル作品となる映画『シン・仮面ライダー』(公開中)。脚本・監督を庵野秀明が務め、本郷猛/仮面ライダーを池松壮亮、ヒロイン・緑川ルリ子を浜辺美波、一文字隼人/仮面ライダー第2号を柄本佑が演じる。20日には、応募資格が『シン・仮面ライダー』を10回以上鑑賞という、超濃厚ファンイベント『SHOCKER NIGHT』が開催された。

【写真】西野七瀬の誕生日をサプライズでお祝い

 公開以後、複数鑑賞をしたという声がSNS上で多く見られ、公開から2ヶ月が経つ中でも多くの人が愛している『シン・仮面ライダー』。公式アプリ『SHOCKER』では公開直後から“鑑賞報告”という機能が搭載。中でも10回以上鑑賞者へはスペシャルイベント『SHOCKER NIGHT』への応募ができるという特典で、予定数を大きく上回る応募があり、ついに20にに実施された。

 イベントには、『SHOCKER NIGHT』という名の通り、劇中で人類の幸福を追求している組織として登場しているSHOCKERから、上級構成員役を演じた、緑川イチロー/チョウオーグ/仮面ライダー第0号を演じた森山未來、ハチオーグ/ヒロミを演じた西野七瀬、コウモリオーグを演じた手塚とおるが登壇。

 森山は「みなさんの方が我々より作品のことをわかっています(笑)。今日はファンミーティング的な感じだと思うので楽しくできたらと思っています!」、西野は「初め、10回以上見た人しか参加できないイベントって聞いたので、大丈夫かなと不安だったのですが、35回以上?も見てくれていた人たちがいると聞いて、皆さんの方が、私たちより詳しいですね。今日はよろしくお願いします」、手塚は「みんなをSHOCKERにしてやろうか?今日は楽しんでできたらと思っています。よろしくお願いします」とあいさつした。

 そして、事前に募集したファンからの質問にも答えた。西野と森山は「ご自身のオーグメントの姿を初めてご覧になった時の感想は?」という質問に回答。西野は「私は(ハチオーグ)全部好きです。日本刀で戦うところも好きですし、目が緑になるところなど全部好きですね」と明かし、森山も「(チョウオーグの)変身の時のCG、カッコいいですよね。動きづらい部分はありますが、大好きです」と自身が演じたオーグの気に入っているポイントなどを答えた。

 加えて、この日はスケジュールの都合上、登壇がかなわなかったK.Kオーグ(カマキリ・カメレオンオーグ)を演じた本郷奏多も、事前回答で「カマキリ側がシックでスタイリッシュなのに対し、カメレオン側はビビットでとても派手な色使い。左右非対称でアンバランスなデザインがとてもカッコいいです」と答えていた。

 また、「演じるにあたって意識したこと」というファンからの質問には、手塚は「特殊メイクのために6時間前に入る!が基本だったんですよね。これまで僕は、庵野監督とお仕事をする機会が多かったので、庵野さんの作品をやる時は、“庵野さんは何を考えているのか”をいつも気にしながら話を聞いたりしています。あと、実はコウモリオーグのスーツの下にチャックがあるんです。1971年放送の「仮面ライダー」に出てきた“蝙蝠男”には首元にチャックがあるらしく、庵野監督がチャックをつけようとおっしゃったんです。映像だと見えないところなんですけどね」と庵野監督のこだわりを教えた。

 森山は、アクションシーンについて「変身する前の衣裳でも結構、アクションシーンはやりました。ヒラヒラするのをたぐりながらなので大変でした(笑)」と語り、さらに「せっかくなので、お客さんの考察を聞きたい」と、クモオーグとK.Kオーグの関係性について観客へ逆質問する場面も。まさに今回のイベントならではのやりとりが繰り広げられた。

 また、SHOCKERの理念でもある「人類の幸福」にかけて、「皆さんが幸せだと感じるのはどんな瞬間ですか?」という質問に手塚は「何にもしないってことですかね。何にもしたくないことや考えたくないときってあるじゃないですか。ただ生きているっていう状態で、ただ、呼吸しているだけの生き物のように、存在する瞬間が幸せです(笑)」と話すと、森山から「それって、コウモリオーグや僕らが演じていたハチオーグもチョウオーグも、(構成員に向かって)そういうこと言ってそうですよね」とキャラクターとかけたクロストークしながら回答し会場を盛り上げた。会場ではファンに向けた特別な商品を用意した抽選会も設けファンの熱気が漂いながら、温かいイベントとなった。

 さらに、5日後に迫った5月25日は西野の誕生日ということで、これまでも共演経験のある手塚から、西野七瀬が演じたSHOCKER上級構成員・ハチオーグにちなみ、黄色いバラの花束が贈呈された。黄色のバラの花言葉の一つは「幸福」。SHOCKERが「人類の幸福」を追求している、ということにもちなんでいる。サプライズを受けた西野は「最速でお祝いいただきました!全然予想してなかったけどうれしいです!」とコメントした。

 最後のメッセージで、手塚は「本当に10回以上この作品を愛してくださってありがとうございます。庵野さんもきっと喜んでくれていると思います」とし、西野も「今日はたっぷり話せた気がします。皆さんも楽しんでくれていたらうれしいです」と感謝。森山は「本日はありがとうございました。映画もまだまだ続くだろうし、漫画(集英社・週刊ヤングジャンプで連載中の『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』)にもまだ出てきていないキャラクターがいて続いていくと思いますので、まだまだ楽しんでください」と思いが伝えられ、ファンとの記念写真が行われて“SHOCKER NIGHT”は締めくくられた。

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