
フィギュアスケート男子でオリンピック2連覇を果たし、7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)が4日、横浜市の「ぴあアリーナMM」で初の単独アイスショーを開催した。
アイスショーを単独で実施するのは異例。タイトルや演技構成は羽生さんが自ら考案した。長きにわたる競技生活を経て、プロとして歩み出した物語の始まりを表す「プロローグ」と名付けた。1人で滑りきるために体力面も強化したという。
開演と同時に会場内に響いたアナウンスは「ただいまより6分間練習を行います」。ショーでは異例となる照明を全て点灯させて、練習する姿を見せるところからスタートした。
羽生さんは、ファンが息をのんで見守る中で、4回転サルコウやトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などを決めて調整。その後は「1番、羽生結弦さん」というアナウンスとともに最初の演目「SEIMEI」を演じた。トークセッションでは、「みなさんの中で、新しい羽生結弦の形のショーをみてもらえればいいと思う」と狙いを語った。
5日も横浜市で公演し、12月2、3、5日は青森県八戸市の「フラット八戸」で開かれる。
今回のショーは発表直後から話題となり、チケットは売り切れが続出。北海道から沖縄県まで全国各地の映画館などでライブ中継も予定される。
羽生さんは、2014年ソチ五輪で日本男子初の金メダルを獲得し、18年平昌五輪では男子66年ぶりの2連覇を達成。冬季五輪での個人種目連覇は日本勢初の快挙で、18年には個人として史上最年少となる23歳で国民栄誉賞を受賞した。
3大会連続出場となった今年2月の北京五輪は4位ながらも、クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に五輪史上初めて挑んだ。プロ転向後は動画投稿サイト「ユーチューブ」にチャンネルを開設。9月には日中国交正常化50周年の式典に特別ゲストとして招かれるなど、リンクの外にも活躍の場を広げており、国内外から大きな注目を集めている。【倉沢仁志】
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