
S&P500種株価指数と構成企業の利益は来年、コスト圧力により利ざやが縮小するため「上昇ゼロ」になると、ゴールドマン・サックス・グループが予想した。
デービッド・J・コスティン氏らストラテジストは21日付のリポートで「2023年のS&P500種構成企業の1株利益は224ドルで前年から横ばいとなり、指数は年末に4000(現水準から1%高)、株価収益率(PER)は17倍で変わらずと予想している」と説明した。
23年の売上高は4%増の見込みだが、純利益率は58ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して11.6%になり、指数レベルでの1株利益の伸びは失われるという。
リポートは「7-9月(第3四半期)決算の電話会議で、全てのセクターの経営陣が利益率について賃金、コモディティー、モノ、サービスからのコスト上昇圧力による困難な状況を強調した」と説明。
加重平均資本コストは、昨年終盤には史上最低水準に近かったが、以来「200bp急上昇して6% と、10 年ぶり高水準となった。12カ月での上昇は40年で最大だった」という。
ハードランディングのリセッション(景気後退)シナリオでは、利益が11%減少しS&P500種は3150まで下落する可能性があるとストラテジストは予想。
ヘルスケアや生活必需品、インフレ低下に傾斜した銘柄、利益率が底堅い企業など金利リスクの小さいディフェンシブセクターの保有を勧め、長い時間枠でキャッシュフローを受け取る企業や利益率が脆弱(ぜいじゃく)な企業は回避すべきだとしている。
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ゴールドマン、株式の弱気相場は2023年になっても続く見込み
原題:Goldman Says S&P 500 and Its Earnings to Change Little Next Year(抜粋)
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