フローズンフルーツジュースとフルーツサンド専門店「Jewelry Fruits(ジュエリーフルーツ)」(さいたま市大宮区桜木町1)が大宮駅西口にオープンしてから2カ月がたった。(大宮経済新聞)
「もっと手軽に、暮らしの中で毎日おいしいフルーツを食べてもらいたい」というコンセプトの下オープンした同店。「以前からママ友同士だった」という服部詠子さんと本間麻衣さんが手掛け、フローズンフルーツを使った飲み物を中心に展開する。
常時10種類程そろえるフローズンフルーツは、旬の時期に収穫し超高速凍結システムで凍らせたもので、「旬の時期の価格で提供できるのはもちろん、栄養素やおいしさも保存できるのが特徴」という。好みのフローズンフルーツに、ソーダや牛乳、甘酒、ハイボールなど10種類のドリンクから割りものを選ぶシステム。「来店するたびに、果物やドリンクを選ぶ楽しさも提供できれば」と服部さん。ドリンクに合わせるシロップは果物を漬け込んだ酵素シロップで「いちごとラズベリーのシロップは色合いが鮮やかなので、写真映えすると女性に人気」とも。サイズはS・M・L展開で、大きさに合わせて1~3種類のフローズンフルーツを選択できる(各380円、480円、580円)。
果物の状態や糖度に合わせて日替わりで提供する「フルーツサンド」(250円)や、酵素シロップに漬け込んだ果物をトッピングした「フルーツデニッシュ」(180円)も人気。「店の周りに塾や子育て支援施設があり、学生や小さい子ども連れのお母さんが多く来店するので、フードは手頃な価格で提供したかった」と服部さん。フルーツサンドに使う食パンは、果物の水分を吸収しづらく、果物と一緒に飲み込める口溶けの良さを追求し「あえて個性の少ないパン」を特別に発注しているという。
子育てをしながらフルタイムで働いてきた経験から、「近年、美容や健康に関心があっても、仕事や子育てに追われて手が回らないという女性が多い」と話す。「楽しみながら人々の健康をサポートする場を提供したい」という思いの下、昨年夏に出店を決意。「二人であちこちの不動産屋を巡った。すごいスピード感だった」と振り返る。飲食店の営業許可申請書や従業員の雇用契約書の作成などは服部さん、店のホームページやブログ制作などは本間さんと「二人とも別々の得意分野があって役割り分担ができたのも良かった」とも。
同店に勤務するスタッフは子どもを持つ母親と学生で構成され、全員女性。学生はあえて「お友達採用」にした。「学生が社会と接点を持つ場であるアルバイト現場で、一人では踏み出せない新しい経験にチームでチャレンジするきっかけにしてほしい」と本間さん。学生スタッフが考案したメニューを取り入れたり、手作りのチラシやPOP作りも学生自ら取り組んでいる。
服部さんは「モーニング時間のセットや、赤ワイン、ハイボールで割る大人向けドリンクなど、幅広い世代に楽しんでもらえるメニューを用意している。色合いも見た目も可愛らしく、選ぶ楽しさもあるフルーツを手軽に生活に取り入れていただければ」と笑顔を見せる。
営業時間は10時~20時。
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