農相や防衛庁長官を務めた玉沢徳一郎氏(81)が銃撃され、高校の同級生だった男が銃刀法違反の容疑で逮捕された。男は自宅のある岩手県奧州市でも、地元住民とトラブルを起こしていた。事件から一夜明けた11日、盛岡市の中心部で白昼起きた凶行に、驚きや恐怖が広がった。【三瓶杜萌、山田豊】
逮捕されたのは、奧州市水沢羽田町の農業、高橋脩(ひさし)容疑者(82)。近所の住民によると、高橋容疑者は30年ほど前、地域住民らが共同で管理する山の中にある、使われなくなった小屋に、盛岡市から引っ越してきたという。住民らは利用しないよう再三申し入れたが、聞き入れられなかった。裁判で争って住民らが勝訴し、建物は取り壊されたが、高橋容疑者は数年後、また同じ場所にビニールハウスを建てて現在まで生活していたという。
70代の男性は「事件の2、3日前、車で出入りするのを見た。短気で理屈っぽかったが、まさか銃を持っていたとは」と驚いた。別の男性は「山から出て行ってくれと言っても『殺すぞ』と言われたりして、恐ろしかった。みんなできるだけ関わらないようにしていた」と声を潜めた。
一方、盛岡市にある玉沢氏の自宅近くに住む人たちは、議員を引退後、静かに暮らす姿を見ていたと口をそろえた。
近所のフランス料理店には、玉沢氏夫妻がよく訪れていたという。同店の福士正子さん(52)は「普通の温かい老夫婦。2週間前に来た時も普段と変わった様子はなかった」と振り返った。別の男性(86)も1カ月前に玉沢氏と「寒くなってきたね。新しいバスセンターが早くできてほしいね」と話したという。 自宅近くに住む女性は「10日の昼すぎ、車を追い掛けるように玄関先まででてきた玉沢さんの奥さんを見た。何かあったのかと思った」と語った。別の女性は「事件後、玉沢さんの息子さんと話した。『足を撃たれたが大丈夫そう』と聞いたので、安心した」と語った。
2019-12-11 23:54:00Z
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