首相、即位礼のパレード延期を発表…日程再調整へ - 読売新聞

　安倍首相は１７日、天皇陛下の即位に伴うパレード「祝賀御列（おんれつ）の儀」を予定日の２２日から当面延期することを明らかにした。視察先の宮城県丸森町で記者団に語った。台風１９号の被害を踏まえ、国民感情に配慮した。今後、日程を再調整する。

　パレードは天皇、皇后両陛下を乗せたオープンカーが、皇居・宮殿から赤坂御所までの約４・６キロ・メートルを約３０分かけて走る計画だ。陛下が即位を内外に宣言する「即位礼正殿（せいでん）の儀」を終えられたのち、午後３時３０分に開始予定だった。

　台風１９号の被災地では、今も数千人が避難所などでの生活を余儀なくされている。千葉県などを襲った台風１５号による被害の復旧・復興も道半ばだ。政府は、パレードで国を挙げて即位を祝うには時期尚早と判断した。

　皇位継承に伴う伝統儀式「大嘗祭（だいじょうさい）」を１１月１４～１５日に控えており、パレードは直前の１１月１０日に行う案が浮上している。

　一方、菅官房長官は１７日の記者会見で、即位礼正殿の儀と２２日から３１日まで計４回行われる「饗宴（きょうえん）の儀」は予定通りとする方針を示した。

2019-10-17 09:44:00Z
https://www.yomiuri.co.jp/kaigen/news/20191017-OYT1T50186/

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