13日に極大を迎える、ペルセウス座流星群を山で見たい!
富士山と星月夜
8月に入ると夏は駆け足です。8日に立秋を迎えて暑さは「残暑」、空は「澄む」と表わすようになります。これから夜空は少しずつ透明感が増し「星月夜(ほしづきよ)」と言うように、月明かりの少ない頃の夜空は美しさは格別です。暑い暑い…が合言葉になってしまいがちなこの頃、高原へ星を眺めに行ってみませんか?毎年この時期に見られるペルセウス座流星群の極大日は13日と予測されています。雲のご機嫌が気になるところですが、今年は高原で極上の星空を見たいものですね。
余談ですが、「星月夜」(ニューヨーク近代美術館蔵)という名の絵画を描いたゴッホの展覧会がこの秋、上野の森美術館で開催されます。どの作品が展示されるか?気になるところです。
2019年のペルセウス座流星群の特徴
ペルセウス座流星群と放射点
ペルセウス座流星群は、ペルセウス座を放射点として流星が360度に流れる流星群の名称です。毎年8月に極大(一番たくさん流星が流れる)を迎えます。今年は8月13日の16時が極大と予測されていますが、その頃はまだ空も明るく星を見ることができませんね。国立天文台の星空情報(リンク参照)によれば、13日の未明が最も観測条件がよく、街中でも暗い場所であれば30個くらい観測できる可能性があります。また極大前後11日の夜から13日の夜までの3夜ほどにもチャンスがあります。いずれも月が沈み、夜明けが近づくほど条件がよくなりますのでぜひ、参考にしてみてくださいね。
せっかくだから高原で見たい!
今にも手が届きそうな満天の星
避暑地の定番と言えば高原が浮かびます。軽井沢、蓼科、清里…など信州の他に、九州なら阿蘇山、関西なら六甲山など…各地に高原はありますが、夏山と言えば外せないのが富士山です。一度は登ってみたい、という方も多いのではないでしょうか。富士登山はハードルが高いけれど麓まで、または富士五湖近郊までなら今からでも行けそう?いつもより少しでも高い場所で、手のひらが届きそうな星空に包まれて流星群を待つのは流星ウォッチャーの醍醐味とも言えます。高原は平地と比べて朝晩の気温がとても低くなりますので、夏だからと油断せずに寝袋や毛布など万全の用意でお出かけください。
星空の余韻を楽しむ美術館
箱根ガラスの森美術館
高原に出かけたら寄り道したいのが美術館やミュージアムです。せっかく星を堪能した後に、というイメージの美術館をいくつかご紹介しましょう。富士山から近い箱根では、今年開館20周年を迎えた「星の王子様ミュージアム」があり、星々について作者・サンテグジュペリの人生と共に知ることができます。「ガラスの森美術館」では館内はもちろん庭園にあるガラスのアーチと噴水が迎えてくれます!ガラスつながりで「箱根ラリック美術館」では名匠ルネ・ラリックの作品を堪能できます。場所を変えて軽井沢「北澤美術館」もガラス工芸の名品が所蔵されています。星や宇宙、それらをイメージするガラス工芸を鑑賞し、清涼感をたっぷり感じて残暑を吹き飛ばしましょう!
その他 参考・出典
富士・箱根の行きかえりに寄りたい場所に「大山阿夫利神社」があります。丹沢登山としても、パワースポット巡りとしても最強の場所です。8/10~15まで大山灯篭祭りが開催中です。灯篭で幽玄を味わい、名水で作られた豆腐を味わってみてはいかがでしょうか?
詳細は、下記サイトよりご確認ください。
伊勢原市観光協会
【参考・出典】
国立天文台HP ほしぞら情報
関連リンク
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2019-08-11 11:35:35Z
https://tenki.jp/suppl/saijiki_shuuka/2019/08/11/29338.html
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