台風１３号、沖縄の北海上へ＝西・東日本は大雨注意－１５号発達し接近・気象庁 - 時事通信ニュース

2019年09月06日10時24分

　非常に強い台風１３号は６日午前、沖縄の北海上に抜け、北上を続けた。８日には温帯低気圧に変わると予想される。

　気象庁は、沖縄や九州北部では７日にかけて高波や暴風に警戒するよう呼び掛けた。１３号の湿った空気により、沖縄から東日本にかけての太平洋側は７日にかけて局地的に大雨となる可能性があり、土砂災害や低地の浸水などに注意が必要だ。
　１３号は６日午前９時、久米島の北西約２５０キロの海上を時速２０キロで北に進んだ。中心気圧は９４０ヘクトパスカル、最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６５メートル。東側１７０キロ以内と西側１３０キロ以内が風速２５メートル以上の暴風域、東側４４０キロ以内と西側２８０キロ以内が風速１５メートル以上の強風域。
　６日に予想される最大瞬間風速は沖縄３５メートル、九州北部３０メートル。波の高さは沖縄９メートル、九州北部７メートル、奄美６メートル、九州南部５メートルの見込み。
　７日午前６時までの２４時間予想雨量は多い所で、九州南部２００ミリ、九州北部と奄美、四国１５０ミリ、沖縄１２０ミリ、東海１００ミリ。
　その後、８日午前６時までの２４時間予想雨量は多い所で、四国２００～３００ミリ、九州北部１００～２００ミリ、沖縄と九州南部、東海１００～１５０ミリ、奄美５０～１００ミリ。
　一方、台風１５号は６日午前、南鳥島近海を時速３０キロで西北西に進んだ。中心気圧は１０００ヘクトパスカル、最大風速は２０メートル。発達しながら７日ごろに小笠原諸島に接近し、９日ごろ西・東日本の太平洋側に近づく見込みだ。