伊万里・有田消防本部は２日、佐賀県伊万里市内で、自宅にいた女性と農作業中とみられる男性＝いずれも８０代＝が、熱中症の疑いで死亡したと発表した。
消防本部によると、２日午後４時２０分ごろ、女性（８３）が自宅で倒れ「泡を吹いて意識がない」と家族から１１９番があった。救急隊員が駆け付け、その場で死亡を確認した。
午後５時５分ごろには「トラクターの横で人が倒れている」と１１９番があった。農地に男性（８８）が倒れており、隊員が死亡を確認した。
佐賀県内の五つの消防本部によると、２日は午後５時半までに熱中症の疑いで計１９人が救急搬送された。
県内は同日、高気圧に覆われて気温が上昇し、六つの観測地点のうち４地点で猛暑日を観測した。最高気温は白石で３８・２度となり、この地点での８月の観測史上最高を記録した。佐賀市は３日連続の猛暑日となる３７・８度で、嬉野は３６・８度、川副は３５・４度だった。
佐賀地方気象台は、５日にかけて３５度を超える日が続くとみており、熱中症への注意を呼び掛けている。
2019-08-02 23:00:00Z
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/408702
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