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直木賞受賞・万城目学、デビュー作『鴨川ホルモー』に「悔い」 ヨーロッパ企画にて舞台化で再構成に期待 - ORICON NEWS

 今年行われた第170回直木賞を受賞した作家・万城目学(47)が26日、東京・ニッポン放送イマジンスタジオで行われた舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』合同取材会・公開ラジオスポット収録に登場。デビュー作であり代表作でもある同舞台の原作『鴨川ホルモー』への“悔い”を明かした。

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 同舞台は、万城目氏のデビュー作『鴨川ホルモー』を18年ぶりに再構成。ヨーロッパ企画・上田誠氏とニッポン放送が手がける舞台シリーズ第4弾となる。4月12〜29日まで東京・サンシャイン劇場で、5月3・4日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演する。

舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』合同取材会に登場した(左から)浦井のりひろ、平井まさあき、八木莉可子、中川大輔、上田誠、万城目学 (C)ORICON NewS inc.

舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』合同取材会に登場した(左から)浦井のりひろ、平井まさあき、八木莉可子、中川大輔、上田誠、万城目学 (C)ORICON NewS inc.

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 イベントには、主演の中川大輔をはじめ、八木莉可子男性ブランコ浦井のりひろ平井まさあき)、脚本の上田誠が参加。冒頭、万城目の第170回直木賞受賞を祝い、中川が花束を手渡した。万城目は「原作を書いたのはもうずいぶん前になるんですけど、それが今こうやってまた若い皆さんに演じてもらえるというのが、本当にうれしいです。上田さんにもすごい期待して公演を待っています」とエールを送った。

 『鴨川ホルモー』は、2009年に山田孝之主演で映画化もされた大ベストセラー作品。京都が主な舞台となる作品で、自身も大阪出身の万城目氏だが「僕は全作品東京で書いているんです」と告白。同作を執筆していた時も東京にいたそうで「その時は無職で。全部googleストリートビューとかで思い出しながら書きました」と秘話を明かした。

舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』合同取材会に登場した万城目学 (C)ORICON NewS inc.

舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』合同取材会に登場した万城目学 (C)ORICON NewS inc.

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 「まだデビュー前でしたので、どうやったら世に出れるだろうかと、試行錯誤しながら、どう思われるか分からないまま書いたもの。それがその後ちゃんと世に出て、評価されて、映画や舞台になっていくっていうのも、全く想像できなかった」と話す。続けて「登場人物も今だったらそれぞれに役割を与えて書けるんですけど、当時は全く技量がないんで、いかにごまかすかを大事にしていた。平井さんが松永という役をやるって聞いたんですが、松永って誰か自分でも覚えてなかった(笑)」と衝撃の事実を打ち明けた。

 そのことについて、万城目氏は「1人1人に役割を与えられなかったのは悔いがある。それを上田さんが、舞台でみんなに役割を与えて描いてくれるのがすごくうれしい」と、期待を込めた。

舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』公開ラジオスポット収録の様子 (C)ORICON NewS inc.

舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』公開ラジオスポット収録の様子 (C)ORICON NewS inc.

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【あらすじ】
2浪したのち京大に入学した安倍が、怪しい先輩の誘いと早良さんへの一目ぼれに任せて入った「京大青竜会」なるサークルは、千年の昔から脈々と続く謎の競技「ホルモー」をするサークルだった。当惑とときめき、疑いつつ練習、そしてこの世ならざる「奴ら」との邂逅(かいこう)。俺たちが開けたのはなんの扉だったろうか。世界の謎よりも魅惑的な彼女の鼻、そして押し寄せるリグレット。すべては思い返せば喜劇。鴨川ホルモー、かなうならワンスモア。

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