宇野昌磨が連覇 鍵山が2位 山本が3位
フィギュアスケートの全日本選手権第3日は23日、長野市ビッグハットで男子フリーが行われ、世界選手権2連覇中の宇野昌磨選手（トヨタ自動車）が連覇を果たし、世界選手権代表に決まった。2022年北京冬季オリンピック銀メダルの鍵山優真選手（オリエンタルバイオ・中京大）が2位、山本草太選手（中京大）が3位に入った。
男子最終結果
| 順位 | 選手名 | 総合得点（SP・フリーの得点） |
|---|---|---|
| 1 | 宇野昌磨（トヨタ自動車） | 298.04（104.69、193.35） |
| 2 | 鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大） | 292.10（93.94、198.16） |
| 3 | 山本草太（中京大） | 287.00（94.58、192.42） |
| 4 | 三浦佳生（オリエンタルバイオ・目黒日大高） | 280.08（93.91、186.17） |
| 5 | 佐藤駿（エームサービス・明大） | 273.04（89.80、183.24） |
| 6 | 友野一希（上野芝スケートクラブ） | 271.52（86.88、184.64） |
| 7 | 壷井達也（シスメックス） | 252.34（85.85、166.49） |
| 8 | 吉岡希（法大） | 249.38（85.27、164.11） |
| 9 | 三宅星南（関空スケート） | 226.12（77.16、148.96） |
| 10 | 本田ルーカス剛史（木下アカデミー） | 217.62（73.58、144.04） |
| 11 | 島田高志郎（木下グループ） | 215.97（76.57、139.40） |
| 12 | 片伊勢武アミン（関大） | 212.26（70.41、141.85） |
| 13 | 佐々木晴也（京大） | 208.87（70.88、137.99） |
| 14 | 中村俊介（木下アカデミー） | 207.70（80.16、127.54） |
| 15 | 櫛田一樹（倉敷FSC） | 204.27（75.54、128.73） |
| 16 | 杉山匠海（岡山大） | 202.64（71.68、130.96） |
| 17 | 中田璃士（TOKIOインカラミ） | 200.27（71.45、128.82） |
| 18 | 垣内珀琉（ひょうご西宮FSC） | 196.30（64.58、131.72） |
| 19 | 蛯原大弥（明治神宮外苑FSC） | 192.96（61.85、131.11） |
| 20 | 高橋星名（木下アカデミー） | 191.77（68.28、123.49） |
| 21 | 田内誠悟（富士FC） | 190.01（63.89、126.12） |
| 22 | 大島光翔（明大） | 189.36（66.89、122.47） |
| 23 | 木科雄登（関大） | 188.12（64.52、123.60） |
第24滑走 宇野昌磨（トヨタ自動車）
SP1位＝104.69点
曲は「Timelapse, Spiegel im Spiegel」
昨季は世界選手権で2連覇を達成。大舞台での安定感が光る。高難度の演技構成に磨きをかけ、さらなる高みを見据える。
4回転ループは着氷が乱れた。4回転フリップは着氷。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプを決め、単発のトリプルアクセルも美しかった。4―2回転トーループも着氷し、単発の4回転トーループもうまく降りた。3回転サルコウも着氷した。
得点：193.35（技術点98.81、演技構成点94.54）
総合得点：298.04
第23滑走 山本草太（中京大）
SP2位＝94.58点
曲は「エクソジェネシス交響曲第3番」
昨季はGPファイナルで2位に入るなど躍進。シーズン後半は悔しさも味わった。今季はプログラムを一新し、新境地を披露する。
4回転サルコウはクリーン。4―3回転トーループも着氷した。単発の4回転トーループも降りた。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプもこなした。ガッツポーズが出た。単発のトリプルアクセルもこらえた。またもやガッツポーズ。3回転フリップ―ダブルアクセルも降りた。3回転ルッツも降りてガッツポーズ。演技後は両手で大きなガッツポーズをつくった。その後もガッツポーズを繰り返した。
得点：192.42（技術点107.04、演技構成点85.38）
総合得点：287.00
第22滑走 鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大）
SP3位＝93.94点
曲は「Rain, In Your Black Eyes」
18歳だった北京五輪で「銀」に輝いた日本フィギュア史上最年少メダリスト。今季は左足首の故障から完全復活し世界の頂点を狙う。
4回転サルコウはスムーズ。4回転トーループからの連続ジャンプも降りた。3回転ループは着氷。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）―ダブルアクセルも降りた。単発のトリプルアクセルも決めた。演技後は派手なガッツポーズをつくった。
得点：198.16（技術点105.51、演技構成点92.65）
総合得点：292.10
第21滑走 三浦佳生（オリエンタルバイオ・目黒日大高）
SP4位＝93.91点
曲は「進撃の巨人」
昨季は4大陸選手権を史上最年少で制し、世界ジュニアでも頂点に立った若きエース候補。自身初の全日本選手権制覇を目指す。
冒頭はトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプ。4回転トーループはこらえた。4回転サルコウは着氷が乱れた。単発のトリプルアクセルはクリーン。4回転トーループは3回転トーループをつけた。演技後は笑顔がはじけた。
得点：186.17（技術点100.29、演技構成点85.88）
総合得点：280.08
第20滑走 佐藤駿（エームサービス・明大）
SP5位＝89.80点
曲は「四季」
昨季は左肩の手術を経て、GPファイナルに初出場し、4大陸選手権で3位。安定感抜群のジャンプで世界のトップを目指す。
4回転ルッツは鮮やか。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプは最後の着氷がやや乱れた。4―3回転トーループはクリーン。単発の4回転トーループは安定感があった。単発のトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）も着氷。3回転ループは2回転トーループをつけた。3回転ルッツはこらえた。演技後は拳を突き出した。
得点：183.24（技術点98.32、演技構成点84.92）
総合得点：273.04
第19滑走 友野一希（上野芝スケートクラブ）
SP6位＝86.88点
曲は「Halston by Stephan Moccio」
言わずと知れた「浪速のエンターテイナー」。昨季の全日本選手権は出場10回目で初の表彰台。今季もその滑りで観客を魅了する。
4回転トーループは2回転トーループをつけた。単発の4回転トーループは着氷が乱れて手をついた。4回転サルコウはクリーン。3回転ループも降りた。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプも美しい。3回転フリップ―ダブルアクセル（2回転半ジャンプ）も決めた。単発のトリプルアクセルも着氷した。
得点：184.64（技術点99.49、演技構成点85.15）
総合得点：271.52
最終グループの6分間練習が始まりました。友野選手から有力勢が続々登場し、最終滑走は宇野選手です。
第18滑走 壷井達也（シスメックス）
SP7位＝85.85点
冒頭の4回転サルコウは着氷が乱れた。次の4回転サルコウは2回転トーループをつけて連続ジャンプにした。トリプルアクセル（３回転半ジャンプ）からの連続ジャンプは美しい。3回転ループはきれいに降りた。単発のトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）はクリーン。3回転フリップも降りた。
得点：166.49（技術点87.74、演技構成点78.75）
総合得点：252.34
曲は「ハートビートより - Torn(Nathan Lanier)」
第17滑走 吉岡希（法大）
SP8位＝85.27点
曲は「Final Fantasy Ⅶ」
昨季はジュニアGPファイナル、世界ジュニア選手権で3位と飛躍した。今季からシニアに転向し、得意のジャンプで世界上位を狙う。
4回転トーループ―3回転トーループはクリーン。単発の4回転トーループも着氷した。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）も降りた。３回転ループは着氷が乱れた。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプはうまくこなした。3回転フリップからの連続ジャンプも着氷した。得点を見て笑顔がはじけた。
得点：164.11（技術点87.51、演技構成点76.60）
総合得点：249.38
第16滑走 中村俊介（木下アカデミー）
SP9位＝80.16点
曲は「ナザレの子」
4回転トーループは単発で決めた。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）は転倒した。3回転ルッツからの連続ジャンプは決めた。3回転ループはクリーン。3回転フリップも降りた。演技後は悔しそうな表情を浮かべた。
得点：127.54（技術点59.71、演技構成点69.83、減点-2.00）
総合得点：207.70
第15滑走 三宅星南（関空スケート）
SP10位＝77.16点
曲は「A Question of Honour (Radio Mix)」
4回転サルコウは着氷で手をついた。4回転サルコウは2回転トーループをつけてリカバリーした。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプはうまくこなした。演技後は万感の表情で拳をつくった。
得点：148.96（技術点72.61、演技構成点76.35）
総合得点：226.12
第14滑走 島田高志郎（木下グループ）
SP11位＝76.57点
曲は「死の舞踏」
長い手足を生かした表現力で、どこを切り取っても美しい洗練された滑りを目指す。昨季は全日本選手権で2位と躍進した。
4回転サルコウは踏み切りから乱れた。4回転トーループは着氷がやや乱れた。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプは後半が乱れた。3回転フリップは降りた。演技後は悔しそうな表情を浮かべた。
得点：139.40（技術点64.68、演技構成点75.72、減点-1.00）
総合得点：215.97
第13滑走 櫛田一樹（倉敷FSC）
SP12位＝75.54点
4回転トーループは着氷。トリプルアクセル（3回転半ジャンプ）からの連続ジャンプは着氷が乱れた。3回転ルッツは着氷。3回転フリップも降りた。
得点：128.73（技術点59.06、演技構成点70.67、減点-1.00）
総合得点：204.27
第3グループの演技がいよいよスタートです！
第12滑走 周藤集（ID学園高）
SP13位＝74.61点
周藤選手はフリーを棄権いたしました。
第11滑走 本田ルーカス剛史（木下アカデミー）
SP14位＝73.58点
得点：144.04（技術点72.47、演技構成点71.57）
総合得点：217.62
第10滑走 杉山匠海（岡山大）
SP15位＝71.68点
得点：130.96（技術点63.40、演技構成点67.56）
総合得点：202.64
第9滑走 中田璃士（TOKIOインカラミ）
SP16位＝71.45点
曲は「映画「007」より」
得点：128.82（技術点61.53、演技構成点67.29）
総合得点：200.27
第8滑走 佐々木晴也（京大）
SP17位＝70.88点
曲は「Romeo and Juliet」
得点：137.99（技術点69.15、演技構成点68.84）
総合得点：208.87
第7滑走 片伊勢武アミン（関大）
SP18位＝70.41点
曲は「Tree of Life Suite」
得点：141.85（技術点68.91、演技構成点72.94）
総合得点：212.26
第2グループの6分間練習が始まりました。ジュニアGPファイナル王者の中田璃士選手は第9滑走です。
第6滑走 高橋星名（木下アカデミー）
SP19位＝68.28点
得点：123.49（技術点62.84、演技構成点61.65、減点-1.00）
総合得点：191.77
第5滑走 大島光翔（明大）
SP20位＝66.89点
得点：122.47（技術点56.47、演技構成点66.00）
総合得点：189.36
第4滑走 垣内珀琉（ひょうご西宮FSC）
SP21位＝64.58点
曲は「ウェイク・ミー・アップ ～Wake Me Up～」
得点：131.72（技術点67.05、演技構成点64.67）
総合得点：196.30
第3滑走 木科雄登（関大）
SP22位＝64.52点
得点：123.60（技術点58.84、演技構成点65.76、減点-1.00）
総合得点：188.12
第2滑走 田内誠悟（富士FC）
SP23位＝63.89点
曲は「Moulin Rouge」
得点：126.12（技術点63.08、演技構成点65.04、減点-2.00）
総合得点：190.01
第1滑走 蛯原大弥（明治神宮外苑FSC）
SP24位＝61.85点
曲は「ミッションインポッシブル」
得点：131.11（技術点69.73、演技構成点61.38）
総合得点：192.96
第1グループの6分間練習が始まりました。いよいよ世界選手権への出場切符を懸けた戦いが始まります。
男子ショートプログラム（SP）順位
| SP順位 | 選手名 | SP得点（技術点、演技構成点、減点） |
|---|---|---|
| 1 | 宇野昌磨（トヨタ自動車） | 104.69（57.14、47.55） |
| 2 | 山本草太（中京大） | 94.58（53.19、41.39） |
| 3 | 鍵山優真（オリエンタルバイオ・中京大） | 93.94（50.31、44.63、-1.00） |
| 4 | 三浦佳生（オリエンタルバイオ・目黒日大高） | 93.91（52.22、41.69） |
| 5 | 佐藤駿（エームサービス・明大） | 89.80（48.42、41.38） |
| 6 | 友野一希（上野芝スケートクラブ） | 86.88（45.36、41.52） |
| 7 | 壷井達也（シスメックス） | 85.85（46.78、39.07） |
| 8 | 吉岡希（法大） | 85.27（48.04、37.23） |
| 9 | 中村俊介（木下アカデミー） | 80.16（44.21、35.95） |
| 10 | 三宅星南（関空スケート） | 77.16（39.81、38.35、-1.00） |
| 11 | 島田高志郎（木下グループ） | 76.57（37.26、40.31、-1.00） |
| 12 | 櫛田一樹（倉敷FSC） | 75.54（40.07、35.47） |
| 13 | 周藤集（ID学園高） | 74.61（40.79、33.82） |
| 14 | 本田ルーカス剛史（木下アカデミー） | 73.58（38.02、35.56） |
| 15 | 杉山匠海（岡山大） | 71.68（39.43、32.25） |
| 16 | 中田璃士（TOKIOインカラミ） | 71.45（37.04、34.41） |
| 17 | 佐々木晴也（京大） | 70.88（37.11、33.77） |
| 18 | 片伊勢武アミン（関大） | 70.41（35.69、35.72、-1.00） |
| 19 | 高橋星名（木下アカデミー） | 68.28（37.92、30.36） |
| 20 | 大島光翔（明大） | 66.89（31.94、34.95） |
| 21 | 垣内珀琉（ひょうご西宮FSC） | 64.58（33.43、32.15、-1.00） |
| 22 | 木科雄登（関大） | 64.52（30.83、33.69） |
| 23 | 田内誠悟（富士FC） | 63.89（31.20、32.69） |
| 24 | 蛯原大弥（明治神宮外苑FSC） | 61.85（32.33、30.52、-1.00） |
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