北九州市の特定危険指定暴力団「工藤会」のトップに、福岡地方裁判所が殺人などの罪で死刑判決を言い渡してから24日で1年です。
被告は判決を不服として控訴し裁判が続く中、工藤会は構成員が減少するなど弱体化が進んでいるとみられます。
北九州市に本部がある暴力団の「工藤会」は、平成10年から26年にかけて北九州市や周辺の地域で、漁協の元組合長を射殺したほか、元警察官や看護師ら3人を拳銃や刃物で襲う事件を相次いで起こしました。
福岡地方裁判所は1年前、一連の事件を配下の暴力団員に指示していたとして、殺人などの罪に問われたトップの野村悟被告(75)に対して死刑判決を言い渡しました。
野村被告は判決を不服として福岡高等裁判所に控訴していて、関係者によりますと、1審までの複数の弁護人を解任していて裁判は長期化する見通しです。
こうした中、警察は未解決の事件も含めて工藤会の捜査を続けていて、県内の構成員は去年末の時点でおよそ200人と、ピーク時の平成20年の730人から3分の1以下に減っています。
また、北九州市にあった主要な事務所の撤去も相次ぎ、おととしまでに本部事務所が解体されたほか、ことし3月までに野村被告の出身組織でもある「田中組」の本部事務所も撤去され、組織の弱体化が進んでいるとみられます。
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