Search

エアガン事件、父親否認も4歳長男「パパが撃った」 - 読売新聞

エアガン事件、父親否認も4歳長男「パパが撃った」 - 読売新聞

 福岡県田川市で昨年11月に三男(当時1歳)をエアガンで撃ってけがをさせたとして両親が傷害容疑で逮捕された事件で、翌12月に死亡した三男が、市が実施する乳幼児健診を受けていなかったことが捜査関係者への取材でわかった。国は、健診未受診は虐待発生のリスクが高いとしており、県警は育児の状況についても調べている。

 土木業の父親(24)、母親(24)両容疑者は昨年11月下旬頃、自宅で三男にエアガンで、プラスチック弾を何度も命中させ、約3週間のけがを負わせた疑い。三男は同12月1日に死亡が確認された。死因は肺感染症だったが、顔など全身に数十発の弾痕とみられる傷痕があった。県警は8日、両容疑者を福岡地検に送検した。

 市によると、乳幼児健診は母子保健法に基づき1歳6か月、3歳時に行う。市は独自に生後4か月、8か月にも実施している。捜査関係者によると、三男は、生後1か月の任意の健診を医療機関で受診したことは確認されたが、4か月と8か月の乳幼児健診はいずれも未受診だった。

 市の説明では、4か月健診が未受診だったことなどから、市の担当者が自宅を複数回訪ねたが不在だった。2018年3月に母親と自宅で面会できたが、三男は不在で、母親は「父親といる」などと説明していたという。市はその3か月後、母親が市役所を訪れた際に、一緒にいた三男を確認した。

 厚生労働省が昨年7月に出した通知では、乳幼児健診の未受診は虐待発生のリスクが高いとして、いち早く家庭訪問などで安否を確認するよう求めている。市は7日の記者会見で、母親と頻繁に電話や面会を行っていたとして、一連の対応について「適切だったと考えている」としている。

 一方、三男をエアガンで撃ったとされる傷害事件について、4歳の長男が「パパが撃った」と、県警や児相などに話していることがわかった。両容疑者は県警の調べに「エアガンで撃ったことはない」と容疑を否認。父親は逮捕前の任意聴取で「お兄ちゃん(長男)が撃った」と説明していた。



2019-11-08 07:03:57Z
https://www.yomiuri.co.jp/national/20191108-OYT1T50225/

Bagikan Berita Ini

0 Response to "エアガン事件、父親否認も4歳長男「パパが撃った」 - 読売新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.